松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

難しい問題

なかなかこれは重大な問題である。
この前描いたあの字、
手描きと思われないという事件発生。
これでは字を描いた意味がない!
オリジナル度の不足ということだろう。

よく考えたら以前私は「あるふぁべっと」
というシリーズで、字を描いている。
あの時は何と言ってもパーツに色が着いていたし、
絵のように字を描くというつもりで、
ジョイント部分に、装飾的なディテールをつけた。
しかし今回は文章になっていて、
扱いも小さいのでそういうわけにもいかない。
よく見ると曲線の感じは、
アルファベットと似ている部分もあって、
私の好きな線なのだと思うが、
こういう書体があると思えばそういう気もする。
結果的にデザインにぴったりの書体を採用した、
という意味なら、どっちでもいい事なのだろうか。

これはなかなか難しい問題である。
今もひらがなをがんがん描いている途中であるが、
日本の字の方が要素が複雑で、粗密の差が大きく、
いろいろな書き方が可能である。
あれに関しても、そう悩んで描いているわけではないが、
どう見ても既存の書体に見えない。
うーん、よくわからない。