松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

来春の狂言

来春早々7日の萬狂言は、
万蔵の長男虎之介が万之氶を襲名する披露の会である。
三番叟の披きがあるので、久々に見にいくことにした。
他の演目に柑子(こうじ)というのがあり、
姉がこの台本のコピーを送ってくれたのだが、
読んでみると妙に面白い。
つい声を出して笑ってしまった。
また、お正月なので松囃子というのもある。
これは演劇性の高いものでなく、おめでたものであるが、
どんな感じかと調べてみれば、
なんとこの前行った、加賀の大聖寺では、
お正月に例年、
子ども松囃子が演じられているらしいことを発見した。
やはりあの辺りは今もお能狂言が盛んなのである。
本に隅に置けない大乗寺である。
一度見てみたいものである。
余裕があれば久々に着物を着るか。
あと、姉の引越しに絡んだ大掃除で、
おねえちゃんとこが出処とおもわれる、
美しい麻の着物地の端切れをもらった。
黒い地に白っぽい模様が織り込んである。
これもとても気に入ったので、
なんか作りたいなぁと、つい思ってしまう。
なんでこのクソ忙しいのに、
端切れで縫い物なんかする気になるのか意味がわからない。
裏地は何が良かろうとすかさず頭が働く。

本物のおしゃれな粋人は裏地に凝るというが、
「裏地見ーる」と連呼するものではないね。
実に恥ずかしい…