異議あり!
「職人の近代」はみすずの本である。
みすず書房の本はよく読むのであるが、
どうしても気に入らないことがある。
表4に、本の内容の要約が出ている部分があるが、
ここの文章が、横組みで、句読点が、
「、」「。」ではなく、
「, 」「.」を使っていることである。
なぜわざわざアルファベット用にあるものを、
日本語で使うのか、全く意味がわからない。
間違っているし、これを見るたびに不愉快になる。
これについては、本に挟まっているお客様用のハガキで、
意見したこともあるが、
残念ながら、聞き入れてくれない。
この件に関して疑問に思うのはわたしだけなのかと思っていたが、
以前同じことを野間さんがツイートしており、
みすずと名指しでではないが。
要するに他にもこういう使い方をするものがあるらしい。
そうでしょ、そうだよね、と思った。
(野間さんはアンティファの運動をしている人で、
音楽家であり編集者でもある人である。)
これは断じておかしいと思う。
みすず書房は改めるべきであると思う。
本到着なり
近所の本屋に注文していた本が届いた。
嬉しいなぁ。
三冊注文したが、一冊はまだ出ていない本なので、
もう少し待つことになる。
その本は「キッド」の著者ダンの次の一冊である。
これも楽しみにしている。
まずは石牟礼さんのご本から読み始める。
「無常の使い」と言うタイトルの意味が、
はじめに書かれているが、
これですでにお口直し完了の勢い。
「五〇年くらい前までわたしの村では、
人が死ぬと「無常の使い」というものに立ってもらった。
必ず二人一組で、衣服を改め、
死者の縁者の家へ歩いていったものである」
使者が帰ってから行った先の人がいつ頃くるかを確認して、
本格的な葬儀の準備に入ったという。
この本は著者と長い付き合い、深い交流のあった人たちの、
死に際して書かれた文章で、
中には何回忌かの法要に寄せられたメッセージもある。
わたしにとっては石牟礼さんの著作を通して、
おなじみの方々が多いが、
こういう故人を偲ぶ系の文章にも、
石牟礼さんの拾ってくるエピソードには、
独特の感性が光っていて、本当に面白いし、
泣きたくなるようなものもある。
一気に読むような本ではないので、
そばに置いてゆっくり読みたい。
このデザインはどう?
ちなみにこのデザインはどう?
菊、桜、日の丸の凄い合体。
これが日本の津々浦々まではびこるに至っている、
今話題の日本会議のバッチらしいです。
うるさい話
昨日の手ぬぐいだけど、実物は当日まで、
見ていなくて、写真をメールで送ってもらったのですが、
デザイナー氏は青の色気が気に入らなくて、
色出しの時確認すれば良かったとか、
めっちゃうるさいことを言って、
染物なんだから多少は仕方ないとかって、
私も実際青が良くないなと思ったけど、
なだめていたわけです。
そんなんで彼はやたら機嫌が悪くて、
デザイナーってうっさいなぁと、思っていました。
ところがいざ実物を見たらさほど悪くなくて、
これならいいじゃんかということになって、
デザイナーも機嫌を直した。
写真には写ってないけど横に文字が入っていて、
私の手書きなんだけど、これが抜き文字になっている。
手ぬぐいは非常に素朴な染物なので、
抜きは写真製版かなんかで型を取って、
そのぶん手間をかけているのだと思うけど、
これがちょっと字が細ってしまった。
昨日も気になったが、今日見るとまた、
やっぱりちょっと細ったなぁと、気になってしまう。
なんだイラストレーターも結構うっさいじゃんか…
と、いうことである。
ま全体的には上出来なんだけどさ。