松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

選挙のデザイン

選挙というのはもともとから、
広告代理店の大きな仕事の一つです。
自民党電通様が仕切っているし、
民主党博報堂だった。
この度の希望合流に博報堂が付いて行った、
というようなことをちらっと読んだ。
ということは、現在の立憲民主は、
それ以外の代理店もしくはその手の組織が、
色々を担っているという事になる。
それがどこかは知らないけど、
ツイッターにしてもホームページにしても、
すごく評判がいい。
時間のない中で立ち上げた割に、
クオリティーが高いのは、
小回りのきく若々しい人たちが、
メインで活躍する組織なのかもしれないね。
それがかえって、
新しいデザインを生んでいるだろう。
運動体のためのデザインは本当に大事だからね。
運動の理念をはっきり打ち出し、
分かりやすい形で表現できれば、
それだけで運動は広がりを持つ。
ポスターやチラシの他にも、
選挙カーのデザインとか、
襷やのぼりなど、まだまだ改良の余地はあると思う。

妄想

物事にはどんな発言であれ行動であれ、
その結果が様々な影響を及ぼす。
その中には都合の良いことも悪いこともあるから、
なるべく悪いことがあまり起きないような行動を選択するのが、
賢いやり方であると言うのは、
まぁ昔からの常識なわけです。
そこでみんな頭を使ったわけだ。

しかし最近思うのは、
常に都合の良い結果だけを吹聴することに慣れて、
もはやリスクは見ない、考えないようになった。
そしてついにリスクは起きないと確信するに至った。
現在の政権与党の政治家の考えを見てるとそう思えるし、
多くの国民もその傾向にあるように思う。

これは明らかに妄想である。
どんな些細なことにもリスクは潜んでいるし、
人間にとってのリスクは、
他の誰かにとって好都合だったりして、
非常に複雑なのが現実である。

てれび

アベは怖くて国民から逃げまくりつつ、
テレビの映像作りために遊説している。
小池さんが「選挙はテレビがやってくれる」と発言したらしいが、
出ました!そうなんだろうなって感じ。
大手メディアがこの国をここまで劣化させたとも言える。
NHKくらえ!私の怒りを。

自民党は広報は出さず、
党員に事前にメールと電話で知らせるだけだそうだ。
したがって聴衆のほとんどは党員である。
その割には白けているが。
それなのになぜかどっかから情報は漏れて、
一般市民が駆けつける。
「お前が国難」というプラかを持って。笑
それを必死で隠そうとする党関係者、
摘まみ出すSPが、またなんともキモいね。
本当に我が国はえらい貧相な国に成り果てた。
涙もちょちょん切れるぜ。

テント芝居の話

昨日はおよべ先生を引率して、
この前亡くなった友人の家にお参りに行ってきた。
結構ぼけてる感じもするが、
喋り出すと止まらなくて、
赤テントや黒テントのいろんな話がけっこう面白かった。
唐は李麗仙との離婚問題で大変だとか、
大鶴義丹は北海道で牧場をやっているとか。
今度の赤のご招待券をもらった。
昔の役者はもう出ていなくて、
二代目の息子や娘が出ているみたい。
鬼子母神境内であるらしい。
娘が行きたいというているから、あげてもいいな。
座布団は持っていくべきで、通路沿いの場所を取れとか、
指示が出ていた。笑
あと赤テントの初期のポスターが、
すごい値段が付いているらしい。
あの頃はシルクスクリーン印刷で、
本当に綺麗なものであった。
今住んでるところの近所は、
シルクの印刷所や製版屋が固まってあった場所で、
私の学生の頃は、製版を頼みに来たものである。
今は全部どっかに行ってしまってないが。
私は黒の方なら何枚か持っているはず。
こっちも上がるかしら。
平出隆が赤テントの芝居の挿入歌は全部歌えると、
スクリプタに書いていたが、
私も自分が関わった黒の「夜と夜の夜」だけは、
サビの部分が今も頭に鳴り響く。
林光の作曲でなかなかの名曲であった。
あの頃の芝居は今思うとなかなかに贅沢であった。
70年から80年の頃は、
なんにせよ面白いことが多かったよ。

平和賞‼︎

核廃絶NPO、ICANが平和賞をもらったのは、
久々に嬉しい大ニュースである。
政府はアメリカのご機嫌をとって、
鼻もひっかけないという恥ずかしい態度だが、
実際核兵器が好きなんだろうと思う。
このMPOにはピースボートの川崎さん、
ヒューマンライツナウの伊藤さん、
被爆者の人たちなど、たくさんの日本人がかかわり、
先日の国連での条約採択にこぎつけた。
新聞ではもちろん意図的に触れられていないが、
共産党の志位さんの活躍も大きい。

 

仕立ての良い服、小選挙区制

カズオイシグロのノーベル賞にびっくり。
越境的な作家というのがメッセージなのかもしれんが、
私はこの人の小説は全然好きではない。
体も大きくてなんとなく外人ぽい顔をしているから、
てっきりハーフだと思っていた。

今回いくつか写真を見たが、
この人は仕立てのいい服を着ている。
イギリス紳士服の技術だな。
こういうとこに何故か目がいく。
国連のカタナッチさんも仕立ての良いスーツをお召しである。
イタリア系ギリシャ人らしいが。
イタリアの服作りの技も素晴らしい。
テリーサメイも良い服を着ている。
シンプルだが生地の良さが目立つ。
テクスチャーのあるのが好みらしく、
てろんとしたものはあまり着ないようだ。
靴も割と凝ってる。
あの人はイギリス人でも大柄な女性で、
ゴロリとしたでかいネックレスがお似合いである。
この前は大ぶりなブレスレットをしていて、
なんとメキシコのフリーダカーロの自画像が、
プリントしてあってビックリであった。
彼女はバリエーション豊富な彼氏がいたことで有名だが、
その中の1人はトロッキーだけど、
そこらへんは、メイさんはどうなの?いいの?
とちょっと思ったけど。
コイケもおしゃれに余念がないが、
いまひとつ好みに筋が通ってなくて、
おばさんのおしゃれ自慢の域を出ない。

ま、それはどっちでもいいけど、
リベラル風味の人たちの、共産へのリスペクトのなさが、
ほんにムカつく。
こんなことやっていては大量当選はおぼつかないよ。
民主はまだ50人くらいしか出てないでしょ。
今回の騒動で私は民進党に、
思い入れがもともとなかったのがわかった。
奥田君の反対だね。
私は共産党に入れます。
我が選挙区は多分共産が立つんじゃないか。
のびてる落としちゃおうぜ!
とにかく小選挙区制が諸悪の根源ですね。
当選1人っていくらなんでもおかしいよね。
勝ち馬しか反映しないシステム。
獲得票数と議席数の乖離が甚だしいのが自慢の、
小選挙区制だが、
この表を見ると愕然とするでしょ。

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