松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

続き

ヨーロッパが地球を征服した要因として、

17世紀オランダで生み出された、
軍事訓練の様式の話が出てくる。
オラニエ公マウリッツの、
「陸軍操典」と言うもの。
これは歴史の中で絶大な有効性を証明したと。
オスマン帝国もこれにやられた。
どう言うものかと言うと、
「集団訓練のなかで醸成される、
小隊、中隊単位の末端兵士の連帯感を、
大隊を経由して縦の命令系統へと接続する
巧妙なシステム」
「最終的に近代軍隊のみならず工場労働における自己規律の権力配置をも可能にした。」

なんと、
絶対服従の被支配と仲間との「絆」があれば、
最も効果的に働くと言うのが、
サピエンスの特徴なのか!?
なんかげっそり。
日本では学校教育にも当てはまるよね。
これを叩き込まれると、
自由を求めることもなくなり、
横の繋がりを乱す者をいじめると言う、
よくあるパターンになるのか。