松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「世界」から、プラスチック問題

プラスチックの問題もまた、
日本ではちっとも真面目に検討されない話題である。
産業界の政府への影響力が強い我が国では、
大企業が大きな設備投資を必要とすることや、
商品をより安く作れなくなるような話題は大嫌いである。
国民もまた賃金が抑えられているせいもあり、
安くて便利が一番と考えている。
中国が今年の月に、
廃プラスチックの輸入を全面的に禁止したせいで、
大量輸出国日本にプラゴミが溢れかえっている。

また先日も日本は、
海洋プラスチック憲章に署名しなかった。
世界で年間3億トンのプラスチックが製造され、
800万トンが海に流れている。
使い捨てプラスチックの一人当たりの消費量は、
日本人は世界で第2位です!
日本周辺のマイクロプラスチックは、
世界平均の27倍、
中でも東京湾は日本の他の海域と比べ一桁多いと!
政府や業界の対応は読んでいて嫌になるレベル。
やる気がない…

私は個人的にはずいぶん前から使い捨てはもちろん、
プラスチック製品そのものを、
なるべく買わないようにしている。
ガラス、木、紙、鉄、陶磁器などだけにしていきたい。
これはものすごく高くつく。
つい先だって洗面台が古くなり、
新しいものに変えた。
最も安いタイプを選んだら、なんと、
据え付けてから気がついたが、
真っ白で今までと同じ陶器と思い込んでいたが、
プラスチックだった!
かつてはこういうものは無かったと思う。
また今回初めて知ったが、化学繊維の衣服は、
洗濯機で洗うことで、マイクロプラスチックを、
大量に流出させている。
一人でも多くの国民が少しづつでも気にかけてほしい。