松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

裸ん坊で餓死

我が国では衣料品の自給率は、
4パーセントだそうです。
メイドインジャパンの服はたったの4パーセント。
我々はみんなだいたい中国製などの服を着ている。

私の子供の頃、50年くらい前までは、
そうではなかった。
イギリス製の生地、フランス製の服などは、
高級品としてあったが、
普通のものは皆日本製であったと思う。
私は中学に上がった時、オーバーを仕立ててもらった。
明るいグレーの生地で、
裏が赤いフードが付いていたように思う。
今思えば贅沢な話だが、私の父はおしゃれな人で、
背広やワイシャツははみんなオーダーだったし、
田舎の一介のサラリーマンでも、
なんとか買える値段だったのだろう。

糸を紡ぎ、染め、布地を織り、デザインし縫製した、
衣料品の生産に関わる仕事についていた人たちは、
どこに行ってしまったのか。
普通に考えて、倒産、廃業、職種変え、などだろう。
前にも書いたが日本では多様な職種が、
食べられなくなって、消えてしまった。
衣料品だけの話ではない。
中国と戦争したい人が多いらしいが、
戦争などしたら、輸入が止まり、
食べるものも着るものもなくなってしまう。
どうするつもりなのか聞いてみたい。
裸ん坊で餓死したいってわけなのか。