松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

内装

最近のマンションや建売はどこも内装が同じようである。
間取りが違っても同じような感じになるのは、
材料が似ているせいである。
床や壁や家具の質感が全て合板に樹脂塗料という、
がっちりビニールコーティング状態。
掃除がしやすく汚れがつかないかもしれないが、
マチエールと言うものがない。
これはシンプルとは違う。
簡潔なデザインでも木の質感やコンクリートの、
ざらつきがあればそういう感じは持たない。
汚れたり古びたりするエイジングを拒んでいる。
これは値段の問題だけでなく、
現代の日本人の思考を反映しているはず。

姉の家もそんな感じである。
せめて和室の襖に絵でも描いたらどうだろうか。
若冲みたいに上手に描けないけど、私が!笑
ただ襖紙もコーテイングされていて、
絵の具を弾くかもしれないな…