虚無は続く、
虚無のおかげで、読書も、
捗々しく進まないのだが、
バテレンの世紀は非常に面白い。
私は何やかんなで、
この時代のキリシタンに関する本を、
いろいろ読んでいるが、
これは実に詳しく丹念に、
時間を追って書かれてあり、
今までの本で抜けていたところを、
全て埋めてくれる。
ザビエルが来た時の事は、
あまり触れたものがなかったし、
そもそもポルトガルが海へ乗り出す、
最初から書かれている。
ポルトガルは、
当時もさほど大きな国ではないのだが、
この攻撃的な布教!
アフリカでの蛮行など見るに、
キリスト教徒の考える、
キリスト教信者以外は幸せでないという、
確信ほど怖いものはない。
あらゆる蛮行が彼らの幸せのためという理由で、
正当化される。
キリスト教と金儲けのコンビ最強…
今に繋がる西洋人の自己中心的自信。