松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

虚無は続く、

虚無のおかげで、読書も、

捗々しく進まないのだが、

バテレンの世紀は非常に面白い。

私は何やかんなで、

この時代のキリシタンに関する本を、

いろいろ読んでいるが、

これは実に詳しく丹念に、

時間を追って書かれてあり、

今までの本で抜けていたところを、

全て埋めてくれる。

ザビエルが来た時の事は、

あまり触れたものがなかったし、

そもそもポルトガルが海へ乗り出す、

最初から書かれている。

ポルトガルは、

当時もさほど大きな国ではないのだが、

この攻撃的な布教!

アフリカでの蛮行など見るに、

キリスト教徒の考える、

キリスト教信者以外は幸せでないという、

確信ほど怖いものはない。

あらゆる蛮行が彼らの幸せのためという理由で、

正当化される。

キリスト教と金儲けのコンビ最強

今に繋がる西洋人の自己中心的自信。