完成
表札は完成して、
蜜蝋を軽く塗った。
こう言うものはキリがなくて、
あっちをほれば、こっちが気になる、
の繰り返しなんだが、
私の場合、突然もういいか、と、
終わりが来る。もう飽きたって感じ。笑
割と浅彫だけど、
その方があっさりしていいかなと。
世の中には、木の上に、
薄い木をレーザーカットした物を貼り付けた、
木の陽刻風のものが売られている。
これは手が込んでるけど、
やはりのっぺりしている。
深さが場所によって違わないから。
私のは下手くそだけど、
一応深い浅いの違いがあるし、
エッジが立ったところとなだらかな所、
上手く彫れてない所もある。
でも、立体は必ず影を持つから、
そこに変化が生まれる。
木の本の中にも、さりげなく、
頭と心と手、と言う言葉が出てくる。
我々はみんな違う頭と心と手を持っていて、
出来ることも出来ないことも違って、
その組み合わせは無限にあるから、
生きていて良いんだと思う。
ありがたい事である。