松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

蕩尽おなつ、のけぞる

「石が書く」の訳者による、

ロジェ・カイヨワに関する、

説明文を読んでいて、

私はびっくりしてしまった。

蕩尽という言葉が出てくる。

そもそも読んでいて、

あの、もしかして、

これは、カイヨワでなくて、

バタイユについての説明の、

間違いじゃないですか?

と質問したくなるほど、内容が、

似通っていると感じた。

間違いでないとしたら、

二人はどんな関係なんだ?

と少し調べたら、関係大有りだった

教養のある人たちは、

先刻ご承知だと思うが、

私のようにこの二人の大先生の著作を、

読んでいない人は、ほんとに驚いた。

ま、詳しくはわからないが、

バタイユ16さい年長、

二人は一緒に研究会を立ち上げたことも。

若いカイヨワをバタイユは高く評価。

後半カイヨワの方が距離を取るようだが、

バタイユから多大な影響を受けた模様。

この前バタイユについてちょびっと、

読んだだけだけど、

直後にカイヨワに引き継がれ、

なんかしりとりをしているよう。

蕩尽おなつは、本当に驚いたぜ。