松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

野生の王国の悩み

実は昨日、庭で、

巣から落ちたヒヨドリの雛をみつけた。

発見者は夫だったので、お任せ。

木の下の物置の屋根に、

段ボールに入れて乗せたら、

親鳥が来ていた。

こんな場合は多分ダメだろうと、

私はあまり気にしないようにしていた。

やはり今朝居なくなっていて、

それでも親が餌を運んできていて、

泣けてくる。

雛が居なくなった後、

箱を置いたあたりに、

大きなネズミが通ったので、

私はこいつが犯人ではないかと思う。

以前「土と内臓」という本を読んだ。

築地書館から出た本で、

この種類としてはすごく売れた本なので、

知っている人もいるだろう。

科学者の夫婦が庭作りをしながら、

人間の健康について考えるようになる。

圧礫土という氷河の重みでカチンカチンに、

なった土が土壌細菌の力で、

どんどん改良され、数年で、

虫が増え鳥が増え小型哺乳類が増えた。

これの小規模版が、まさに我が庭。

野生の王国すぎて、心配の種が尽きない。

実はその前日は、

家の中を!でかいスズメガの幼虫が、

スタコラ歩いていて、

庭にはなしたばかり。

蛹になる場所を探していたと思う。

大きな木の枝が窓に迫っているので、

それを伝ってきたのだろうか。