松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

揃っていること

イギリスの女王の関係の映像を、

たまたま目にした。

建物の入り口の両側に、

あの大きな帽子の近衛兵が並んで、

太鼓を叩いている。

ドンのタイミングは同じだが、

左右の兵隊が、片方は右手、

片方は左手で打つ。

次のドンはその逆に。

打ち終わった手は

高めにあげて止めるのだが、

これの高さのレベルが、

ピッタリ合う。

あの赤黒の制服と相まって、

機械仕掛けの、

おもちゃのように見えた。

軍隊の行進にしても、

綺麗に揃うことは大事とされる。

バレエの群舞もそうだけど。

人間はそれぞれ少しずつ違って、

全く同じ者は一人もいないのに、

ピッタリ揃えて、一糸乱れぬ、

と言った出来栄えが、

綺麗だ素晴らしいと言われるのは何故か。

私もそう思うわけだけど。笑

これは生得的な価値観なのか?

人はバラバラのものを汚いと思うように、

できているのか?

本当かなぁ。

機械編みのように目が揃ってる、

と言う言い方もあるけど、それなら、

機械で編めばいいのではないか?

とにかくイギリスの兵隊さんは、

機械の真似をしてるようにしか、

見えなかった。

ピッタリ合わせるのは難しいから、

大変な努力で、それを成し遂げたことが、

称賛されるのか?

とにかく揃ってると言うことに、

価値が見出されるものは、

いっぱいあるよね。