松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

再読、土と内臓

次に土と内臓の再読にかかった。

先日菌類の本を読んだせいで、
前よりよく理解できる。
土の中で細菌や菌類が、
植物や動物の死体や糞などの有機物を、
せっせと分解する。
そうして無機物に戻ったものを、
植物が吸収する。
植物は光合成で得た栄養とこれで、
成長する。
その植物を動物が食べるわけだが、
我々は植物とは逆で、
有機物しか食べられない。
しかし食べた有機物は体の中で、
酵素などの力でまた無機物に変わる。
体中に栄養を回す血液の中に、
ハムの切れ端やブロッコリーのかけらは、
浮いていない。
分子自身は姿を変えながら、
グルグルと回るのがこの世の中である。
サスティナブルということなんやな。