抗生物質、スエーデン
今再読中の本は、
アメリカの事を書いているが、
時々スエーデンのデータが、
引き合いに出される。
抗生物質の過剰な投与の話。
体内の常在菌を殺してしまうので、
特に子どもには減らすべきだが、
生まれてすぐから、
ものすごい量が入っている。
これに関して、
最も影響の大きい3歳までを比較すると、
アメリカ4、スエーデン1.5以下であり、
子どもの死亡率はむしろ低い。
抗生物質は、
短期間で太らせる目的で、
家畜に大量に投与され、
これがスーパーの肉となり、
またヒトの中に入ってくる。
この家畜への使用をいち早く禁止したのが、
スエーデンでその後EUで禁止された。
現在かの国はコロナはほぼ収束し、
通常営業になっているが、
医療行政は自立的で、見事である。
死者の9割は高齢者だというから、
人々の免疫力も強いのだろう。
当然農薬、食品添加物などへの対応も、
同様であると想像できる。
日本のデータは出てこないが、
抗生物質にかきらず、
世界中の薬の3割を日本が消費していると、
読んだことがある。
とにかく昔からメガ薬屋さんの、
上得意であり、特に高い薬が大好きである。
別のスエーデンの記事で、
政治は透明性が高く、
国民の政府への信頼は厚いと。
同じ地球上にはそんな国もあるのだ。