松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

キッド再読

前にも書いたけど、

はてなブログでは、関連記事として、
何か共通の言葉が出ている過去記事が、
出てくる仕組みになっている。
なんでまたこれが?
と思ったが、先日は、
だいぶ前に書いた
「キッド」の紹介が出てきた。
つい次々と読んでしまった。
てんで人気のない我がブログ、
面白くないからだとわかっている。
しかしそれを読んだ本人は、
あー、これ面白い本だったよな、
また読みたい、と思ってしまった。
本人は面白がっているから、
改善の余地はないのである…涙

キッドは、アメリカのゲイの二人が、
赤ちゃんの里親になる話で、
当事者の一人が書いている。
友人は「スエロは洞窟で暮らすことにした」
を読んで、
アメリカの印象が改善したと言っていたが、
うん、それもわかるが、
私にとってはそれが「キッド」であった。
キッドの方を先に読んでるせいもあるけど。
今回再読してまたまた面白い。
アメリカには、人種差別や、
ホモフォビアが、あり続けるが、
全くそうではない暖かく応援する人たちも、
想像よりたくさんいて、
日本のように、表面にはでないが、
実はしっかり冷たい人々の層がいる方が、
余程たちが悪い気がする。
アメリカ人は、
良くも悪くも開けっぴろげと言うか、
善意の人はとことん善人で、
泣けてくる。
やはり明るいってことかな。
あとダガーパンクという人たちの生き方、
これにはまたまたやられてしまう。
白い目で見られながらも、
アメリカの街で存在できるということ。
昨夜は遅くまで読んで、
目がつかれたけど、
これには続編があるから安心や!