松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

世界7月号より

世界7月号で、百木漠氏の

スマホとデジタル全体主義」を読んだ。
全体主義とは、
人間の自発性と複数性を破壊するところに、
特徴があると。
現在デジタルの世界では、
我々の行動や嗜好の情報を元に、
AIと言うものが常に、最適解を教えてくれる。
「あなたはA社よりB社に就職する方が、
その後の満足度がC %高いでしょう。」
と言うふうに。
こう言う御宣託を、
どのくらい抵抗なく受け入れるか。
ここに世代間の違いがあるように、
私は感じている。
自発性を奪われる事は、
私にとってはものすごい苦痛である。
自分の人生において、
自発的に最悪解を選択する自由も必要だ。
最適解ならいいじゃんとはならない。