松井なつ代のやま

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苦労尊い主義

同時通訳の女性の優秀さに驚いた男性が、

それが専業主婦のセレブバイトなんだぜ!!
というようなツィートして、
一斉に同時通訳などの仕事をしている、
女性から反発を受けている。
男性はその他にもツッコミどころ満載で、
批判されるのは当然なのだ。
しかし私は、
通訳は片手間にやれるような仕事ではない、
と言う言い方も少し疑問に思う。
日本では特に、なのかは知らないが、
血の滲むような努力をしてなされる仕事が、
尊敬される傾向はある。
片手間に楽々となされた仕事は、
本当に価値が低いのか?
その苦労は単なる労働環境の不備では?
あのマルクスでさえ、笑、
仕事は楽しくやるべきだと言っている。
私は若い頃から、実際その手の事を、
たっぷり言われてきた経験者であるから、
そんな話では、もう腹は立たない。
いろんな事を片手間に楽しくやる事に、
命をかけている。
もちろん命はかけてないけど、
全て片手間や!!
尊敬されなくても全然かまわないし。
いいご身分ね、と言われたら、
どや羨ましいだろくらいに、
いなせばよろしい。
自分はこんなに頑張ってるのにと、
腹が立つのは、
資本家目線の、苦労尊い主義に、
包摂されてると言う事ではないか。
納期が短すぎるなどの労働条件が、
改善されないのは、
楽してると思われたくない人が、
阻止しているからではないか?
これマジで。