松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

ガザの続き

なんとか休み休み読み終えた。

私は偉そうに本の紹介などしているが、
意外に情けなくて、読み終えるまでに、
何度も中断する本がある。
良い本とわかっていても、
これは無理そうだと手を出さないものもある。
ガザの空爆の時いろいろな情報をチェックしていたから、
著者のお名前は知っていたが、
これは本当に良い本だった。

何年かおきに大規模な空爆を仕掛けるイスラエル軍だが、
彼らはこれを芝刈りと呼んでいると。
住宅や学校や病院まで標的になる。
彼らは物理的に破壊するだけでなく、
パレスチナの人たちの、
私から見えれば不屈と思われるような、
メンタルを心を破壊することも目的にしている。
わざわざ帰りがけに美しく実った美味しいイチゴの畑を、
車でボロボロにする事を忘れない。
パレスチ自治政府文化庁イスラエル軍に占拠された時、
撤退した後に残されたもの、、
コンピューターは叩き壊され、壁にはダビデの星の落書き、
そして、オフィスのありとあらゆるところ、
キャビネットの引き出しの中まで、
いたるところに糞尿が撒き散らされていたと。
糞尿を使った嫌がらせは、
日常的にイスラエルの国民によっても行われている。
これは世界で読んだことだが、
夜中に道から家の窓に向かって、
糞尿の入った瓶などが投げ込まれる。
なんと言うか、この幼稚な浅ましさなんなんだ。
きっとイスラエル人はその時笑っていたのではないか。
ガザの空爆イスラエル側の高台から、
笑いながら見物する市民がいたというのも、
以前ツイートで読んだことがある。
その時イスラエル国内では、
空爆に反対する市民や宗教関係者のデモも、
あったことは知っている。
それでもとうていイスラエルを容認する気にはなれない。