松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

負の遺産山盛り!

今朝の新聞に安倍在任期間最長という話で、
「政治遺産乏しく」とあるがとんでもないです。
負の遺産が山盛りあり、
二度と回復できない傷をあちこちに残しました。
ま、まだ、ざ、在任中だけど……

先日蟹の事を書きましたが、
私が子どもの頃は決して今のような高級食材ではなかった。
どちらか言うと安かったんだと思う。
私は蟹は好きだったけど、あんまり続くと、
また蟹?目玉焼きがいいと言っていたくらい。
当時は冷蔵冷凍の流通システムも、
発達していなかったので、
そこらで採れたものはそこらの人で食べていた。
蟹自体もたくさん獲れたし、
東京に行っちゃうこともなかった。
私はマグロが刺身や寿司ネタとして、
こんな有名人だとは大人になるまで知らなかった。
マグロは日本海ではほとんどとれないので、
子どもの頃は食べた記憶がない。
どっちか言って花形はブリだったよ。

今や、世界規模のグローバル化で、
アメリカで採れた遺伝子組み換え大豆が、
粉砕されカラカラの粉になって、
大型の貨物船で化石燃料をじゃんじゃん燃やし日本に来る。
食も超大手のグローバル企業が、
一手に握る構造ができて、国際貿易協定で、
がっちり日本も組み込まれた。
もうこれは決まってしまったわけだ。

グローバルに対抗するには、
昔のようなローカルに戻るしかない。
何度も書いているが生協システムを使って、
欲しい人が集まって買い支えるという形で、
在来の品種や食材、それにまつわる文化を残していく、
そういうやり方しかないのではないか。
法律で禁止されない限り有効ではないか。