松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

お酒

たいていのお菜っ葉は茹でてお醤油をかけると、
おしたし、という料理になる。
今日は久しぶりに小松菜のおしたし。
実家ではこれには必ずお酒もかける事になっていた。
ふきたちという名前の菜っ葉にもかけたかな。
今は絶滅に向かっている在来の野菜が昔はいろいろあった。
ほうれん草はかけない。
家では料理にお酒を使う事は多くて、
煮物などにも入れるしこうして生で使う事もある。
塩鮭やたらこなどには必ずかけたし。
昔は家でお客があったりすれば、
お酒は必ず熱燗であった。
お銚子とお袴と言っていた、
漆の茶托みたいなやつが大量に登場した。
今はお燗して飲む事はあんまりないのかな。
火鉢にかけたやかんの中にお銚子が浸かっている感じは、
まぁ江戸時代みたいだけど、ほんの昭和です。
そしてお銚子に残った燗冷ましは残しておいて、
煮物などに使っていた。
お客が帰った後これを回収するお手伝いなどした。
懐かしい。
そんなんで今日はちゃんとお酒をかけて、
やはりうまいなぁと思った。
私は赤酒屋さんで一級酒を一升瓶で買っている。
もっぱら料理に使うが飲んでもいい。
一升瓶はリユースの優等生。