松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

ヘラヘラしながら、、

大手水産会社は、高級鮮魚のブランドも作ると思う。
貧乏人には得体の知れない安物を、
金持ち用の高級料亭や寿司屋には、
それに相応しいものを、そして両方で儲ける。
アメリカで卵のサルモネラ菌汚染の時に、
大量の卵を回収したが、
確か100を超える別ブランドの卵が、
じつは同じ会社の作ったものだったと。
野菜でもそうなってるし。
これはシティファーマーという本で読んだ。
今や中小企業や個人商店が棲み分けることも許されない。
どの分野でも起きていて、町工場に良い技術があれば、
それを取り上げて捻りつぶす、
というような感じで。
何もかもがほんの数社の多国籍企業の手に握られていく。
日本はこの傾向にすでに蝕まれている。
一気に潰されそうになっている。
ヨーロッパはかなり食べ物に関しては、
個人経営者が生き残っているようだが。
そういう国ではやはり国が手厚く国産品を保護している。
日本がやっているのはそれのちょうど反対の事。
ヘラヘラしながら全てを売り払ってしまう。
いろいろ考えると暗くなるね。