松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

私はお刺身が好き!

指摘されていた通りに初日の豊洲は、
崩壊状態でした。
あまり報道されていないと思うが、
動線が悪く大渋滞。
建物内が高温多湿で、マグロが溶けていた。
ターレが急坂を登れず発火した。

築地を潰したい人たちは、築地的なビジネスモデル、
流通システムを変えたいわけです。
築地は「生の魚」の鮮度をできる限り保ったまま、
食べる人の前まで送り届けるという、
難しい仕事をやっていたわけです。
そのために、多くの人が関わって、ある意味、
手間はかかるが時間勝負のシステムが完成されていた。
ネオリベ的な流通システムはこういう事は、
是非ともすっ飛ばして上流から下流までひとつながりの、
一本にして、そこを独占的に押さえたいわけです。
ネオリベの考える儲かる商品は、
保存期間が長く管理に手間がかからないもの、
ドライ、冷凍、真空パックなど。
鮮魚はこれらの正反対の商品です。
日本の市場を奪いたい大手水産企業は、
鮮魚なんか多分扱いたくないのではないか。
豊洲は見るからに巨大冷凍倉庫のような、
形をしています。
築地は平屋、豊洲は高層建築です。
昨日も上下のエレベーターがすでに機能せず、
時間ばかり食ってしまった。

簡単に潰せると思ったかもしれないが、
日本人が簡単に刺身や寿司をあきらめるとは思えん。

全部冷凍でセリとか無しで、獲った人と売る人が一緒というのがいいんだろう。