松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

最先端、、

ユダヤ人の起源」は今んとこずっと、
ネイションという言葉の定義の話で、
小難しい。
小石などという言葉は、実体と言葉の関係は、
はっきりしていて変わらないが、
ネイションなどというものになると、
歴史的にもいろいろな使われ方をしてきて、
時に意図的に政治的に別のニュアンスを、
付加されたりもする。

しかし、読んでいて、
「知的エリート」などという言葉が出てくると、
「無知的エリート」というのは、日本の特産物なんだろうか、
などと余計なことを考える。
今の日本の国民の中に広がる他人事感なども、
こう、うんと歴史を遡って、王政の農民みたいな。
あと言語の話、王政の時代はエリート層と下々は、
使っている言葉がすでに違ってたらしいが、
今の日本はこれ、同じ言葉というけど、
ほんとうに通じてるのかと疑ってしまうことがある。
あちこちなんか話のつじつまが合わないような気がして、
仕方がない。落ち着かない。
もしかして日本は、歴史上かつて無かった、
堕落の最先端の地平を切り拓いているのではないか…