松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

本の未来

私のような、
専門家でもなく日本語しか解さないおばさんが、
いくら知りたいと思っても、
正しい新しい知識を得ることは難しい。
専門書や論文などは無理だし、
一般書が出て初めてアクセスできる。
その本も年々読む人が減って、
出版される量が減っている。
おまけに訳がひどいときて、
今後ますます難しくなると思う。

ちょうど小口さんのツイートで、
世界の図書館を撮っている写真家の写真を見た。
ほとんどが古い図書館で、一部に新しい物もあるが。
これを見ると本というもの、それに詰まった知識を、
いかに人々が大事に考えていたかがわかる。
そうでなければここまでお金をかけて、
飾り立てることはなかったろう。
好みとはまた別にだが。
最近の日本のツタヤなど民間企業が運営する図書館で、
背表紙だけの作り物の本で書架を埋めるデザインが、
あるようだが、もう絶望的だな。
日本の知の絶滅は約束されていると感じる。
植木朝子さんの梁塵秘抄の別の本を注文しようと、
本屋に行ったが、もう軒並み絶版、
ただ一冊買える本があったので、
中身もわからないのにそれを注文してきた。笑

http://www.massimolistri.com/en/catalogo/detail/13-Libraries