松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

珊瑚の話

今珊瑚について読んでいるが、
驚くことばかりで唖然としている。
「海の中で最も生物多様性の高いのが珊瑚礁である。
珊瑚礁が海洋に占める割合はたった0.2%だが、
海水魚の種の三分の一が、
全海洋生物の四分の一が珊瑚礁にいる」
!!!!
辺野古の海を思い出さざるをえない。
珊瑚礁を破壊しながら、コンクリートブロックが、
今もどんどん海底に積み上げられている。
つい先日オーストラリアの貝礁が全滅した、
と言うニュースがあって、
えっ、これすごいやばいんじゃないの、
と思ったが、全く問題になる気配がない。

珊瑚と藻類の共生の話は、
ものすごく面白い。
珊瑚は藻を体の中に住まわせる事で、
(完全に一体化している、腸内細菌と同じように)
非常に効率的に生きており、
それが珊瑚礁の生き物の生息を支えている。

我々の住む地球はどこを切っても、
様々な生き物の協力関係で成り立っている。
人間の、自分のことしか考えない、
共感する能力の低い自惚れ屋は、
何をやらせても駄目で、
生物学者も歴史学者も、企業経営者も政治家も。
そういう人達が我々を破滅に導いている。