松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

これがすべてを変える」6

環境保護団体は何をしたか。
もともとの話としては、環境保護という考え方は、
白人の金持ちが思いついたことです。
自分たちの素敵な場所を残したいという事。
だいぶ前に「世界」に出ていた、
フランスのフィガロの翻訳で、
エーデルワイスについての記事を紹介したが、
その話と全くかぶるようですが。
登山も金持ちの趣味であったので、
昔の有名な登山家はみな白人で貴族も多い。
現地の人を何人も雇い大荷物をもたせて、
征服もないもんだと思いますが、
インデアンがいっぱい住む場所を、
新大陸発見と称するのと同じで、
こういう自己肯定感過剰の人たちには何を言ってもダメですね。
アングロサクソンに限らず、
征服が好きな男は多いように思うが。
話が少しそれましたが、まそんなんで彼らは、
経済のあり方をどうこうするつもりはなく、
国立公園として手をつけないというような事をした。
ここで、先住民の生活手段を奪ったというわけでした。

その後1960年、70年代は、
レイチェルカーソンの本の反響などもあり、
様々な化学物質の使用に規制をかける法律が作られ、
国際的には、ワシントン条約などが締結されます。
この時代がそのまま進めば、
非常に有効な効果を上げたはずですが、
80年代以降風向きが急激に変わってくる。