松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

GMサケとヒアリ

【記事更新】 #遺伝子組み換え 動物としては世界初となる遺伝子組み換えサケをカナダで販売と発表。カナダはGM食品に表示不要。開発したアクアバウンティはカナダと米国で養殖しようと計画。承認待ちにあリ環境汚染懸念が高まる。 organic-newsclip.info/log/2017/17080…

有機農業ニュースクリップさん

カナダのトルドーは、かっこいいので、
結構人気だが、こういう事もしているのである。
このおばけシャケがもし養魚場の外に出たら、
何が起きるか。
恐ろしい交雑と在来種の絶滅かもしれない。
遺伝子組み換えなんてやるべきでないし、
必要がない。
人間ややるべきでない事しかしない。

昨日以前読んだ「裏山の奇人」を、
確認したい事があってまた読んでいたが、
ちょうどヒアリの話が出てきた。
海外から入ってくるファイアーアントの仲間は、
攻撃性があって駆除が非常に難しい。
一般的には殺虫剤を大量にまいて殺そうとする訳だが、
薬剤で生態系を傷つけまくった挙句、
結局駆除には失敗する事がほとんどだと。
著者は面白い事を言っている。
元々の生まれ故郷ではありの大量発生は起きていない。
そこには昔から共生してきた好蟻性生物がいて、
共生のパターンはありの幼虫を食べるとか、
ありの集めた餌をくすねるとか色々
もっともっと色々あるが、
いずれにしても蟻のコロニーに一定の負荷をかける訳なので、
あり自体の数のコントロールに役立っている。
要するに自然界のバランスというやつ。

また、他にも外来生物が色々問題になるが、
地域の生態系がしっかり機能していたら、
外から来た種はそう簡単に入り込めないものらしい。
何万年だかかけてそこに共生してきたものと違い、
ポットやってきたものは先住者の、
攻撃をかわす術を持たないから。
健康な自然は、今いる定員でぎっしりで、
外部のものを受け入れる隙間はないものらしい。
地域の生態系を健全に保護するのが、
最も有効かつ唯一の外来種対策だと。