松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

スペイン

スペインではZARAの創業者オルテガが公医療を支援するNGOに1000万ユーロ(約13億円)の寄付しようとしたら「もっと納税することで公医療を支えてくれ」と言って受け取り拒否された。富裕層の寄付が賞賛を受ける米国とは文化が全然違う。
莫大な寄付によって一私人が公医療に大きな影響力を持ちうるというのが問題視された。個人の寄付に依存するシステムはもはや公的システムではないわけで、税金として集めたお金をの使い道を国民の代表である議会が決定して国の予算として分配するのが、最も民主的な富の再分配の方法という考え方。

ramonbookpurojectさんついとより

スペインという国は本当に興味深いです。
公共というものがほぼ機能しなくなっている、
また誰も期待しなくなっている
アメリカとそれを追いかけている日本。
日本について言えば、かつてあったのか疑わしい。
スペインはちゃんとこういう考え方を持っている。

今日は原爆が広島に落とされた日。