松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「ほ」

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「ほたるは ほうずきが すきだ」です。
ぎっしり色で埋まるタイプ。

ほうずきといえば、子どもの頃のことだ。
この外側をむいて丸い実を出して、
ゆっくり揉むと、中の種が少しづつ出てくる。
これは慌てず気長にやる。
破れないように注意して中身を出すと、
まん丸の袋になる。
これを舌の上に乗せて、ブヒブヒ鳴らす。
こういう一連の遊びがあった。
どこの江戸時代だよ、って感じだが、
昭和の子どもは暇だったし、
こんな風流な遊びをやっていた。
私は上手く鳴らせなかったが、
お姉ちゃんは上手だった。
私がチビだったせいかも知れないけど、
今やってもどうだかな。
なんとなく口に残るちょっとすっぱいような苦いような、
ほうずきの味を、今思い出した。