今月号はなんか中身が詰まっとる。
「国家戦略特区の実相とは」という座談会が優れている。
郭洋春、那須りえ、内田聖子の三人は、
TPP問題でも常に重要な発言をしてきた人たちで、
私的にはおなじみかつ信頼できるメンバーです。
那須さんは大田区の区議ですが非常に詳しいし、
話が分かりやすい素晴らしい人です。
このレベルの分かりやすい対談を、
国民全員が読めるといいんだけど。
そう長くもないし、難しくもないし。
これ新聞かテレビでもやるべきと思う。
しょうがないから少し紹介するか。
「特区」という制度は小泉政権で始まり、
小泉時代とやや趣向を変えて国家戦略特区として、
第二次安倍内閣で2913年12月に施行されます。
(別の記事の中で小泉は墓場に持っていくしかないことを、
たくさんしてるという話もあったけど、
日本が世界の新自由主義者に国を開き、
国内のネオリベに道を拓いた張本人はやはり小泉である。
彼の反原発はせめてもの罪滅ぼしなんじゃないかと、
私はいつも感じている、そんなんじゃ済まないけど…)
現在全国に10箇所。
東京圏、関西圏、沖縄県、新潟市、兵庫県養父市、
福岡市・北九州市、秋田県仙北市、仙台市、愛知県、
愛媛県今治市・広島県
養父市、これは「やぶ」と読む。
なんか特区のインチキ話はモリとかカケとか、
蕎麦用語が多くてついにヤブまで出てきて、
面白すぎる。
ここでは、お友達竹中平蔵が豪快に食い込んでいる。
アベは特区制度を、岩盤規制をすべて壊す、
そして経済成長GTP600兆円達成、
世界で最もビジネスのしやすい都市にする、
という風に豪語してきたわけである。
この制度の最大の特徴は、官邸・首相の、
トップダウンで物事が進むことである。
続く