あまりにひどい翻訳本を読んだせいで、
これはお口直しが必要だなと思い、
昨日は本を注文してしまった。
そしたら今朝の新聞に、
もう一冊買わねばならん本の広告が。
藤原書店から石牟礼さんの、
「無常の使い」という本が出た。
亡くなった方々への追悼の言葉集である。
白川静、上野英信、原田正純、多田富雄、鶴見和子、
などがお相手であるというのだから、
これは買わねばならんだろう。
とにかく石牟礼さんの文章が私は本当に好きだから、
何が書いてあっても構わないレベルで、
お口直しになるだろう。
苦海浄土を読み出した時の、
あのあっけにとられるような、なんなんだこれは…
という感覚は絶対忘れられない。