松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「雪に生きる」

ノコが切れなくて嫌んなって、

本を読んでた。

この前借りた「雪に生きる」

著者の猪谷六合雄を知ったのは、

最近のことで、入り口はなんと、

靴下である。

猪谷式と言うオリジナルの手編み靴下の、

編み方がある。

それを見ていたころに、

ちょうどこの本が再版され、

見かけるようになったので、

ぜひ読みたいとおもった。

実はこの人はスキーで有名な人だった。

息子の千春氏は、日本人初の、

スキー競技のオリンピックメダリスト。

しかし、読み始めると圧倒される。

その力強い生きる姿、

好奇心と探究心と創造力、冒険心の塊だ。

基礎体力と勇気も。

奥さんもまた凄いんだ。

まさにわたしの理想に重なるが、

とても真似できるレベルではない。

足、脚、にかかる

昨日は足にかかった。

選んだ木は、この前、

一袋350円詰め放題で!買ってきた端材。

なんの木かわからない。

どうしても2回切らなきゃならない。

私のノコは、縦引きが切れない。 

途中からいやんなんってやめた。

今朝はそうだあれを使って見ようと、

昔からある小ぶりの万力を出してくる。

サイズが合えば使える。

材が小さくて、おさまえられないのは、

これで解決。

一気に切れた。

よし。足2本の元ができた。

 

 

 

 

今のこんちさん

どういう形にしたら、

足がつくか、実はよくわからない。

ここでまず脚を彫ってから、

考えた方がいいかな。

鼻は低めだけど、

頭の先っぽは、まあまあでた。

眉毛がしたすぎたけど、

こんちさんに見えればいいかな。

研ぎ

彫刻刀や切り出しや鑿を使えば、

研ぐ仕事は避けられない。

これがわたし全然ダメである。

宮大工の棟梁の本を読んだ時、

新入りは仕事の終わった夜、

寝る前に毎日道具を研ぐ練習をするらしい。

私がダメなのはこの修行が足りてない。

それはわかってるんだけど

昨日はなぎなた刀を研いだが、

これが割と上手く行った。

これは研ぎ易いタイプだ。

ただどこが良かったのか、、

要するにまぐれあたりである。

刃物が良く切れると、

仕事が捗るし、彫った跡が綺麗だし、

いい事ばかりなんだが。

このお道具を買った所は、

廃業してしまった。

今日本は職人がどんどん消えている。

切り出しを買ったのは別のところで、

これも高くないのにすごくいいから、

あるうちに、

もう一つの別のサイズのが欲しいなあと、

少し思うけど、ま、わたし自身が、

廃業するかもだしね、、、