松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

お正月は終わり

私はお屠蘇が割と好きなので、

残りをちびちび飲んでいて、
それがついに終わったので、
お屠蘇の器を洗って片付けた。
お重はもう片付けてあるので、
これでお正月は終わり。
あとは小さいお供えの鏡開きか。
ベランダからふと見ると、
梅の蕾がまんまるく付いている。
寒いとはいえ、
春の予定はあるってことだな。
良かったよ。

なげかわしい、

マクロン大統領は、フランスの500万人のワクチン未接種者を「非国民」と糾弾し、戦略を表明した。 "私はどうしても彼らを怒らせたい。そうして、最後までそうし続ける。それが戦略だ"


satoさんついとより

あまりの子どもっぽさに脱力した。
説得力がないからって、
怒らせ続けるのが戦略とは!

昔からネオリベは幼稚だとおもっていた。
マクロンはバリバリのネオリベだからね。
彼らは効率を重視し、最短距離を目指すから、
短絡的になるのは当然で、
ま、そういう思考は幼稚と同義だよね。
世界のエリートはこんなもんである。
彼らが複雑系を理解できないのは、
当たり前なんだろう。


赤木ファイル

世界に、TBSの金平さんが、

赤木ファイルについて、
まとめた記事を書いている。
全体としては知っているつもりだったけど、
こうして読むとまた、
げっそり落ち込んでしまった。
本庁からの指示メールの言葉遣いなどの、
細部がボディブローになる。
私と妻が関係していたなら、
総理も議員も辞める!!
という、彼のその場しのぎの発言が、
公文書改竄の出発点である。
すべきでないと言う赤木さんの強い思いが、
あちこちから滲み出るのとは対照的に、
本庁官僚達は、
改竄の意味さえ考えた事もないかのように、
ボロが出ないように、バレないように、
消したり書き換えたりに集中する。
官庁、検察、裁判所が崩壊し、
彼を守るために働いた人は、
全員出世している。
この前の選挙で、
いの一番に落とすべきだった。
この期に及んで山口二区の有権者は、
またしても彼を選んだ。
国の形がガタガタになることは、
全ての国民の不利益になるのに、
それを無視できるほど個人の上に、
素晴らしい利益が降り注ぐなんて事が、
あるのだろうか。

書き初めなど、

昨日は予定通り、

お習字をしました。
ずっとサボっていたから、
上手く手が動かない。
また少しずつ続けたい。
そこらに転がっていた筆を使っているが、
一つは100円もう一つは70円と書いてある。
いったい何時代のどなたの筆なのか。笑
新しく筆を一つ買いたいな。
今前に彫った栗を、手直しした。
お尻を丸くしたり、肩を少し落としたり。

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時計の話

新しいマークボイルの本に、

彼がさまざまなテクノロジーとともに、
時計を手放す話が出てきます。
時計の導入は、
多分に政治的なものだと、
彼は書いている。
この時に、以前読んだ、
宮本さんの話を思い出しました。
彼は夥しい数の聞き書きをしていますが、
話を聞く相手が文盲の場合、
共通点があると。
これとても印象的だったので、
以前も書いたかもしれないが。
時計を気にしない、昔話や言い伝えと、
自分の体験談の違いが曖昧であり、
物語のように話すこと。
今回、逝きしを読んで、
時間の観念は近代に属するものなのだなぁと、
つくづくわかった。
時は金なり、という格言?が、
いつ誰によって作られたものか、
知らないが、まさに近代の言葉であろう。
時は金ではない!
そして昔話と実体験の差の話は、
また別のことではなく、
時間の話と一続きである事も確信した。
その人が生きているのは、
昔話のご先祖からずっと続いた、
長いスパンの時間の流れの中である。
昔話は昔の人の体験談であるが、
彼自身の頭、こころ、体のどこかに、
しっかりと繋がった知識である。
そしてこれらを口承で受け取っている。
本人の体験談との差は、
生きているか死んでいるかの違い。
既に自分もその長い物語の一部なのだ。
4時だとか、もう1時間経ったとかと、
別の次元の時間の感覚である。
彼らは話したい事、話すべき事があるかぎり、
話し続けたと言う。