世界から、リニアの話
今月号はだいたいが学術会議の問題であるが、
リニアの記事を一つ。
著者の樫田秀樹氏はずっと前から、
リニアの問題を追っているジャーナリストで、
世界にも何度も掲載されている。
今回は静岡に関する記事。
ざっくり言うと静岡県が工事開始を認めないから、
2027年開始の予定が延期になった!
と一斉に静岡を責めている話である。
静岡はもともとリニアに反対はしていない、
ただし、飲料や農業用水など、
水の100パーセントを大井川に依存しているため、
大井川の流量は減りませんと言う確証が欲しいと言っている。
JR東海が質問に答えてくれないので、
ゴーサインが出せないというだけの事。
それなのにJRと国交省の言い分を垂れ流し、
メディアは大事な静岡側の主張を、
わざわざ省いて報道したりする。
国交省の偉い人がやってきて圧力を加える。
どうもいわゆる国策と言われるものは、
全てめちゃくちゃである。
いろいろ考えると、
国民の敵の筆頭は国ってことにならないか?
私はアナキストだからそう言う訳じゃなくて、
実際そう見える。
巻頭にある言葉。
「総工費9兆円。JR東海の「リニア中央新幹線」計画は、超電導磁石で車両を地上10センチに浮上させて、時速500キロ走行で、2027年には東京(品川)と名古屋駅を40分で、2037年には大阪までを67分でむすぶ。その計画を多くのマスコミは「夢の超特急」と伝えてきた。」
これ読んで、たいていの人は、
そんなんいらんわ!と思うと思う。
ま、私はそう思う。