松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

人文系、

学術会議のメンバーに対する政府の介入は、

明らかにだいぶ前からの傾向で、
言ってみれば筋が通ってる。
人文科学系が狙い撃ちである。
以前にも書いたが高校の国語教育の改定などと同じ。
文学と実用国語という風に分ける、
そして大学入試のセンター試験では実用国語が出題される。
そうなると受験生はもう小説や詩は読まなくなる。
という作戦である。
実用国語とは例えば駐車場の契約書などのことである。
教育の過程で、
感じることや考えることをやめさせようとしている。
批判せず怒りもせず、
淡々と上からの命令通りに皆と同じ行動をとる、
ロボットのような国民が必要とされている。
もうだいぶ成功してるかもだけど。

しかし理系の学者は、
研究費などお金で脅せば、
政府のいいなりになると思われているのか。
そこんとこ悲しいとこだろ。