松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

茄子と胡瓜

昨日は茄子を煮た。

ナスはいろんな料理ができるけど、
この古臭い感じの煮物は美味しい。
縦に割って七夕飾りのような細い切り目を入れて、
大きければ横向きに半分に。
これを油でよく炒めてから煮る。
昨日はアゴを入れて煮た。
私の子どもの頃は夏は茄子ときゅうりばかり食べていた。
胡瓜は薄く刻んで胡瓜もみだ。
夕方隣の家からもトントンという音が聞こえて、
お隣も胡瓜を刻んでいるな、と思ったことを覚えている。
美味しかったから別に不満に思っていたわけではない。
しかし現在はやや不満である。
茄子や胡瓜が昔ほど美味しくない。
青くさいような香りがない。
茄子は黄緑の茄子が美味しいと思ったが、
それも最近はなぜか以前ほどではない。
胡瓜は四川胡瓜と言うちょっと高い胡瓜が、
香りが良い。
お野菜自身が美味しくないと、
腕が良くても美味しい料理は作れない。