松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

仕事というもの、

今回アメリカで起きた、

警官による黒人男性の殺害に端を発した抗議行動で、
黒人プロテスターと警官の間に、
白人女性たちが壁を作って盾になっている写真を見た。
私が白人だったらこの列に加わりたい。
今回の抗議行動では、
警官が現場で抗議側に加わる例がたくさんあるらしい。

これは日本では起こりにくい。
これは仕事というものに対する考え方の問題だろう。
この前のベーシックインカムにも出てきたが、
仕事には色々な意味や役割がある。
しかし日本ではお金を稼ぐという事だけが、
突出して重要視されているため、
逆に他のすべての要素、
社会的な役割や自分の思想信条などなどがほとんど無視され、
それらを無視するものこそが仕事であるという、
認識にまで至っている。
仕事とはそういうものであり、
葛藤を覚えながらもやり遂げることが、
偉い社会人であると。
だからみんな嘘や犯罪的な行為にも耐えて、
やり抜いてしまう。