松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

性犯罪と差別

差別と性犯罪の常習者はそっくりだと思う。
基本の構造が一緒。
人を思い通りに支配することで、
自分の力を誇示する。
少し前偶然、痴漢常習者などの治療をしている、
同じ先生の話を続けて読んだ。
彼らは自分を正当化するため都合のいい理屈で、
物事を見ている。
いわゆる認知の歪みと言うものである。
これは病的なものであり治療しなければ治らない。
しかし性犯罪に寛容な日本では、
被害者が反対に批判されがちで表沙汰になりにくい。
逮捕されることでもない限り治療に繋がらない。
だから一人の加害者が何百人もの被害者を作り出してしまう。
これ差別の状況とすごく似ている。
今困難な状況に乗じて、
政府が率先して差別的な政策を通そうとしている。
これも少し前のことだが、東大にある、
東大の女子学生がは入れない部活のことを読んだ。
東大の男子学生と他大の女子学生からなっている。
様々な規約があり、飲み会では女子は男子にお酌する、
などと言うものがある。
女はバカな方が可愛いという男子学生の周りで、
嬉々としてビールを次ぐ女子大生がいるという、
気持ち悪さの極みの世界である。
とても現実の話とは思えなかったが、
こう言う価値観が我が国を作り上げているのだろう。
何一つ良い展望がない。