松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

小さい奴

目にも見えないコロナウイルスのせいで、
新自由主義経済が様子を変えたのには、
驚きます。
これどうやったら終わるんだ、と思ってたけど、
デモでも選挙でもなく、
ウイルスのおかげだったなんて。
以前ライオンが逃げ惑って木の上に登った写真を見た。
百獣の王を追い詰めたのは、
強い大きな動物ではなく、昆虫だった。
ハエだか蚊だかその類の。
そう言う解説だったと思う。
あれに似ている。
小さい奴は意外や恐ろしいのである。
ま、一時的なものだとは思うけど、
彼らは転んでもただでは起きないからね。
しかしどこの国も巨額の財政出動を決め、
あのアメリカでさえ!
多くの国が、一軒あたり170万円だとか、
医療費は全て国が持つとか、
電気水道などは全てただにするとか、
次々に手を打っている。
いざとなればやるんだと、逆に驚いた。
唯一の例外が我が日本だ。
日本人は国のお金って、総理大臣や財務大臣が、
夜も寝ないで稼いだお金だと思ってるのかな。
あれは国民みんなががんばって納めた税金だ。
国民が困った時は、ややこしい線引きも、
使い方の限定も何も無しで、
すぐさまみんなの手に渡るようにすべきだ。
それが再配分と言うことだ。
国に迷惑がかかるからと首をくくるつもりか。
もしかして病気になるのも、
会社が潰れるのも自己責任と思ってる?
イギリスも、あんなバカみたいな、
ボリスジョンソンなんて選んで、と思っていたが、
我が首相の足下にも及ばない。
何倍もまし。
今はスーパーにあるものを我先に買えるけど、
それすらなくなって行く可能性もある。
食べ物すらなくなりそうで怖い。
我が国の自給率を思うと。
何しろ世界中で経済活動がストップしてるんだから。
影響は徐々に来る。
おかげで大気汚染や水質汚染が、
あちこちで改善してると言う、
小さいコロナの威力よ!