松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

政治的

世界を見渡して、
日本ほどボロボロに堕落した国がない。
やはり長い間、老いも若きもこぞって、
政治的な話はちょっと…
あいつは左巻き…と言って、
政治の話をしないことをよしとしてきた結果だと思う。
前にも書いたと思うが、
政治とは何かと言えば、中心になるのは、
みんなのお金を集めて、何かに使うということ、
税制と再配分である。
このやり方の選択の仕方で国の形はだいたい決まってくる。
これに一切興味を示さなければ、
どうしても無視されて行くということだろう。
先日来読んだ、
ポーランドの恋愛小説「人形」も、
チェコの「わたしは英国王の給仕をした」も、
ある意味非常に政治的な小説である。
一般庶民が鋭い政治批判をするかといえば、
そうではないかも知れないが、
みんなの自国の政治について意見を持っている。日々の生活に直結しているのだから当たり前である。
それが普通である。