松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

睡眠と食事

私は少しも神経質なたちではないつもりなのですが、
実は眠ることに関してはどうも軟弱で、
どこでもぐうすかとは眠れない。
旅に出ると近代的なホテルもダメである。
家では年間を通じて、極寒期以外は、
窓を少し開けて寝ている。
締め切った部屋というものが苦手なのである。
あとは暑いのが嫌いで寒いくらいがちょうどいい。
そんなんで山小屋ではほとんど眠れない。
特に今回のように、体をちょっと斜めに入れる感じの、
イワシであればなおさら。

山小屋に関してはもう一つ問題がある。
山小屋というのは基本的に来た人は泊めてくれる。
断ったら死んじゃうかもしれないからね。
食事であるが、荷物を山に上げるのが大変であるし、
人が増えても増やせるということで、
どうしてもレトルトなどの加工食品の利用率が上がる。
レトルトハンバーグなどが定番。
スノッブに聞こえるかもしれなくてアレだけど、
普段非常に原始的な発酵食生活をしているので、
添加物などが多い保存食系のものは苦手。
食べられないとまでいかずとも、
どうしても箸が進まない、という感じになってしまう。
いわゆる拒否反応が起きる。
だから山では寝られない食べられないという、
悲惨なコンディションになってしまいがち。
今回の常念小屋が良かったのは、
創業100年という歴史のある小屋だが、
食事も良かった。
朝ごはんの川魚、ニジマスか、の甘露煮を見て嬉しかった。
昔から山では、
たんぱく質はこう言う形で食べていたのだろう。
サイドメニューも食べた感じでは、
割にナチュラルなものが多いような気がした。
だからここでは初めてご飯も食べられた。
私的には沢庵梅干しとご飯、味噌汁でいいのだが。
これなら寒い場所だから問題なく保存できるはずだし。

f:id:natsuyono:20190917173636j:image