松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

おひさま

この前角幡唯介の「極夜行」という本を読んだ。
太陽の全く昇らない真っ暗な冬の北極を、
犬と旅した冒険家の本である。
この中に出てきたのが鬱の話である。
この地方に長く住んでいる住人であっても、
全く太陽の出ないこの季節には、
必ず鬱の症状が出るという。

今朝公園で毎日雨で気分が晴れないねという話をしていて、
急にこれを思い出した。
お日様は我々の精神的健康には絶対必要なのではないか。
引きこもり、昼夜逆転などの人は、お日様と直接接しない。
そういう生活パターンがますます鬱の気分を助長し、
負のスパイラルに陥るのではないか。
外に出る気になれなくとも、
お日様に当たるため、ベランダや庭に出るだけでも、
もしかして改善するかもしれない。
明るくても人工的な照明では多分ダメなんだと思う。
精神の日照時間不足。