松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「メスキータ展」

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東京駅のスティションギャラリーで、
メスキータ展見てきました。
メスキータといえばメスキータ神父様しか思い浮かばないくらい、
良く知らない人だったが、
ちらりと見た情報であまりにも気に入ったので行ってみた。
「ウェンディンゲン」という、
建築やアートを扱う雑誌の表紙のデザインもしていて、
これをかろうじて見たことある気がした。
メスキータ様と同じ名前だけあって、
ポルトガル系のユダヤ人。
オランダに生まれアウシュヴィッツで死んだ。
ゲシュタポの手に落ちた時すでに70歳を過ぎていたから、
多分すぐにガス室送りになったのだろう。
美術学校で長く先生をしており、
彼の死後教え子のエッシャーらが命がけで多くの作品を守った。
今回の展示も、想像を超える作品点数で充実していた。
素晴らしかった。

スティションギャラリーは時々良い展示がある。
今日は方南町から直通になった丸ノ内線に、
初めて乗った。
私は出不精だからあまり出かけないが、
新幹線に乗る時などもずいぶん便利になるね。