松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

なんと千代鶴是秀!

だいぶ前から結構気に入っている彫刻家がいて、
作品の画像を保存したりなどしていたが、
今回木を彫り出して、あの人のはなんの木だろうかと、
ちょっと調べてみる気になった。
そしたら本を出していて、
これを見れば作品も一杯でてるみたいしと、
軽い気持ちで注文した。
そしたらなんとまぁ、完全に恐れ入ってしまった。
だってあの千代鶴是秀の道具を使っている!
お祖父さんから受け継いだものらしいが、
完全に正統派の本格派だった。
私の気に入った作品はどれも面白い。
フォルムのラインが実に私の好みなのである。
そして木は樟ということやった。
しかしここまで手の届かない世界の住人だったとは。
お道具が違いすぎる。
全くもって挫けてしまった。
でも少しづつ彫ってるけど。
恐れ入ってばかりは私にはよくないから。
人間は有史以来なんやかんや彫ってきた。
素人だろうがそこらの彫刻刀だろうが、
おばあさんだろうが、
彫ってはいけないという事はないやろ。