松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

市場の話

最初に高江ヘリパットの工事のことが、
頭をよぎったけど、
築地が本当に同じようになってきた。
入り口をバリケードで封鎖し、見張り番が立って、
中に入れないようにしている。
そして中では壊し始めている。
市場の担当は農水省で、ま同じ穴のムジナとはいえ、
豊洲は嘘の多い都の申請書で、開場の認可が下りているが、
築地を閉鎖する手続きを、都はしていない。
築地は市場として認可されたままである。
封鎖する都はなんの根拠も無い不法行為をしている。
それでも都知事は警察と連携し、と、
入る人を逮捕すると脅している。
そんなんでお買い物ツアーはバリケードの前で行われている。
大型ダンプを入れるまでになんとか止めるには、
豊洲がすぐにこけるしか無いのかな。
豊洲では地下水が溢れる、トイレなどに下水が逆流する、
上の階が揺れる、エレベーター、シャッターの不具合、
など次々に問題が出ている。
軟弱地盤でくいの長さ本数なども足りていないので、
浮いている状態になって歪みが出ているのでは無いか。
エレベーターシャッタードアの締まりが悪いなどは、
建物が微妙にねじれたり傾いたりしているせいでは。
初日の大混乱と使えない構造でトラックは減っている。
お魚はお隣の神奈川県の市場に行き先を変えているらしい。
要するに豊洲は品薄で、
買いに来る人も減り、それでもはけない。
東京都にまともなお魚の市場が一つも無い状態になっている。
これは想定内のことなのかとも思うが、
豊洲は何の施設としても使えそうに無いと言うのは、
多分想定外の話だろう。
築地を壊すためだけの壮大な無駄な建築である。
魚屋がなくなるのはわかっていたが、
このままでは料理屋も寿司屋もなくなって、
都内は、大手のスーパーとチェーンの飲食店だけになるのか。
八百屋も肉屋もなくなりつつあるし、
この状態は加速するのだろう。
私としては美味しいものが食べられなくなるのが嫌だ。
本当に美味しいものは田舎に細々残る感じだろうか。