松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

「世界」9月号から

このところスペインに興味があるわしなので、
「世界」の中のスペインの記事をまず読んでみた。

ポデモスが躍進し、市民運動も活性化しているスペイン。
マドリード市の市長は革新系の二年目。
安く借りられる公共住宅を、
目標4000軒のうちとりあえず970軒完成。
初等教育予算2割増額。
市と契約する飲食店は最低一種類は、
フェアトレード商品にしなければならない。
市の事業を請け負う業者選定では、
「労働者に妥当な賃金待遇を提供しているか」
を重視する。
再生可能エネルギー100パーセントの電力会社とのみ契約する。
など、前にも書いたが知事選の際の、
宇都宮さんの提案とよく似た政策を、
実際に次々と実行している。
マドリードのようなおおきな町ではない、
人口数万の町でもポデモス支持の、
既存政党とは毛色の変わった、
会計士、看護師、有機農家、大学院生といった人達が、
町議会議員として5人当選し、
目も覚める改革に着手している。
「私たちが出るまでこの町には野党が存在しなかった」
「民主主義とは市民参加だ」
と語っている。

出来るんだねぇ…
東京にこんな政策を実行する知事や議会が誕生するか?
あまり想像できない。
嘆いていても始まらないけど。
東京は無理でも小さな地方議会から、
変えていけるだろうか…