松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

本当に嫌いだなぁ

今ネット上では殺せ殺せの大合唱だという。
日本では死刑に反対する人は、実に少数派である。
そして現在死刑を執行している国は、
世界では実に少数派である。
肯定派の理由として犯罪抑止力、
遺族感情などと言われるが、
死刑制度のあるなしと犯罪の発生率は関係がない。
そんな事はとっくにわかっている。
アメリカでは州によって違うが、
抑止力になっていないのはグラフを見ればわかる。
アメリカでは銃の乱射などの殺人は、
自殺の一形態と言われることも多い。
なんらかの理由で追いつめられた人が、
多いかどうかの方が関係があるかもしれない。
そうなら、逆に死刑制度は犯罪を増やす可能性すらある。
また遺族感情というが日本の殺人事件の遺族も、
みんなが死刑を望んでいるわけではない。
事件の当初そう思っても、その後考えを変える人もいる。
死刑を切望しているのは、
個人的に殺人事件とはなんの関係もない、
一般の国民だろう。
問答無用で異物として排除したい人や、
人を罰したくて堪らない、
死刑で、憂さ晴らしをしたい人達。
そういう人が80%以上もいる。
私の周りに人が10人いれば8人がそういう人であるという事が、
何よりも恐ろしい。
以前、世界か、図書だったかの記事をきっかけに、
刑務所や、死刑制度や殺人犯についての本を幾つか読んだが、
日本国民の恐ろしさはかなりダントツの感がある。
最近ますます日本人が嫌いになってきている。
私は若くもないし日本語しか話せないし、
他国で歓迎されるようなスキルや能力もない。
多分日本で生きていくしかないのだが、
人と交わらず、どこか人里離れた場所で、
暮らしたい気持ちが募る。

日本政府調査(死刑肯定)
1956年=65%
1967年=70.5%
2014年=80.3%
この数字はFujisawa midoriさんのついとから引用しました。