松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

若桃

生協に珍しいものが出ていたので、

買ってみた。
「若桃のシロップ漬け」というものである。
緑色の小さい桃のみがまるまるシロップに漬けてある。
種もまだほんの小さいものなので、
丸ごと食べる。
可愛くて美味しかった。
ここでまた私は突然、若何とかって他にもあったなぁ、
と考え始めた。
そしたら割にすぐ思い出した。
「若ねずみ」である。笑
久々の狂言ネタである。
釣り狸という狂言があって、
狸を捕まえるんであるが、もちろん食べるために、
その餌になにをつかうかというはなしで、
「若鼠の油あげでござる」という台詞が出てくる。
(か、にアクセント)
若鼠はいいとして、いやいや油揚げはないだろう。笑
生がまずいなら、せいぜい若鼠の干したもの、
百歩譲って若鼠の茹でたもの、
油で揚げるのは凝りすぎだろう。
まさか天ぷらのお鍋であげるわけにもいかんだろうし。
これは、ちょっと怪しいのではないか。
と思ったのを思い出した。
くだらない事ばかり考えている。