松井なつ代のやま

ステンシルのイラストや本の紹介、麹の話、そのたいろいろ。

真綿の話続き

先日の座布団の綿の話だが、
娘に、三日三晩夜露に当てるという話をしたところ、
怪しい笑いを浮かべながら、
それやろうよ、と即答であった。
いかにも現代人なら胡散臭く思う、
この三日三晩、夜露、ってとこが、
私も完全に気に入っていたのである。
ま、事実としては、繊維の隅々まで湿気を含み縮み、
陽に当たって膨らみ、を繰り返すということで、
全体がふんわりするという仕組みであろうかと思う。
何も怪しいことではない。
うちのお雛様の道具の箱にも、
いつの時代のものともしれない真綿が入っている。
緩衝材でもあるが、湿度を調節してくれるものでもあるのだろう。
桐の箪笥と同じ役割で。
やるには寒暖の差のある秋口がいいと書いてあったので、
娘の田んぼの取り入れが済んだ、
農閑期に綿の打ち直し作業をしようかと思う。
今年はお米は大変順調だそうだ。
野菜はものによってはダメらしいが、
能登の土産の大豆、私が味噌にした残りを、
撒いてみたが、これも元気にすくすく中らしい。
最高じゃん!